未経験から入職しても、そこから一人前を目指せる環境が整っています。当法人では、教育方針や研修内容を考えるキャリアサポート委員会を設置しており、指導マニュアルなどの作成を通して、職員のスムーズな成長を目指しています。また、新人時代は入職1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月のタイミングで上司と面談を実施。自己評価と上司の評価をすり合わせながら、次のステップへ進むためのアドバイスを送っています。

実務者研修や介護福祉士などの資格取得に関する費用は法人が負担。手厚いサポートを受けられるから、余計なことを気にせず前だけ向いて自身の成長を目指せます。努力の結果、資格を取得できれば、法人全体の忘年会（※）で表彰し、金一封を授与しています。
※新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて、現在は規模を縮小して行っています。

職員の定着率を上げるため、福利厚生の改善にも積極的です。近年では新卒採用の職員に対して入職祝い金の支給をはじめ、奨学金の補助（年間上限12万円）も始めました。また、収入面の底上げを図るため、法人独自の手当も支給。さらに、ワークライフバランスを考え、2023年度から休日日数を111日へ引き上げることが決定しています。
※就職祝い金の支給は3月に自治体より別途一時金が支給される施設は対象外となります。

利用者様や園児を笑顔にするには、職員たちの笑顔が必要です。そのため、当法人では個人の意思を反映できる職場づくりを進めています。たとえば、毎日着る制服は、色の種類を選択可能です。また、施設のイベントもボトムアップで提案できるように、行事委員を設け、毎年いろいろな意見を実現しています。2022年はお月見会やビアガーデンなどを開催しました。面白そうなことにみんなで一生懸命になれるから、いつも会議は盛り上がります。
当法人の年齢構成は非常にバランスが良く、管理職についても幅広い年代の職員が就任しています。20代のうちからリーダー職や主任職にステップアップすることも珍しくなく、
男女で違いが出ることもありません。努力する人がきちんと報われるので、モチベーションを持ち続けたまま成長を目指せます。

●入職促進に向けた取組
・経営理念やケア方針・人材育成方針、その実現のための施策・仕組みなどの明確化
・他産業からの転職者、主婦層、中高年齢者等幅広い採用の仕組みの構築
・職業体験の受入れや地域行事への参加による職業魅力度向上の取組
●資質の向上やキャリアアップに向けた支援
・実務者研修受講支援や、その他各種研修の受講支援等
・上位者・担当者等による面談など、キャリアアップ等に関する機会の確保
●両立支援・多様な働き方の推進
・子育てや家族等の介護等と仕事の両立を目指す者のための休業制度の充実
・短時間正規職員制度の導入
・有給休暇が取得しやすい環境の整備
・職員相談窓口の設置等相談体制の充実
●腰痛を含む心身の健康管理
・介護職員の身体の負担軽減のための介護技術の修得支援、腰痛対策の実施
・短時間勤務労働者等も受診可能な健康診断・ストレスチェックや、従業員のための休憩室の設置等健康管理対策の実施
・事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制の整備
●生産性向上のための業務改善の取組
・タブレット端末や見守り機器等の活用による業務量の削減
・高齢者の活躍（居室の掃除、食事の配膳、経理や労務、広報なども含めた介護業務以外の業務の提供）による役割分担の明確化
・５S活動（業務管理の手法の１つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもの）等の実践による職場環境の整備
・業務手順書の作成や、様式の工夫等による情報共有や作業負担の軽減
●やりがい・働きがいの醸成
・ミーティング等によるコミュニケーションの円滑化による介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善
・地域包括ケアの一員としてのモチベーション向上に資する、地域の児童や住民との交流の実施
・利用者本位のケア方針など法人の理念等を定期的に学ぶ機会の提供
・ケアの好事例や、利用者やその家族からの謝意等の情報を共有する機会の提供